活動報告
2024.03.09

NNPセミナーin沖縄実施報告

2024年2月3日に沖縄県水産会館にて、沖縄県初となる第18回NNPセミナーが対面参加・WEB参加者90名で開催されました。沖縄県は日精協会員施設が18施設ありますが、当協会の会員はここ数年おらず、WEBでの研修会・セミナー参加もわずかにいる程度でした。当協会でもなんとかセミナーを開催し、ともに精神科で働く栄養士の方々と情報共有したいとの念願の地でもありました。

講師は開催が決まる前から、もし沖縄県の開催が実現すれば、セミナーでは第10回から講師をお願いしているちゅうざん病院副院長の吉田貞夫先生しかいないということで、以前からオファーしていましたので早々にご依頼させて戴き、快諾を得ておりました。
今回のセミナーテーマは「精神科の栄養管理をアップデート」とし、精神疾患患者も高齢化が進むなか吉田先生には特別講演として「超高齢社会における栄養管理の役割~教育・啓発の重要性も含め~」と題しご講演を頂きました。吉田先生は、セミナー前日まで沖縄県医師会のJMATで能登災害支援に行かれていましたので、講義冒頭に報道に出てこない現地の状況や支援の内容などをお話しくださり、フェーズに合った支援の大切さや、患者・被災者の皆様への心のケアも重要であることをお話しくださいました。

講義では、地中海ダイエットによる心不全発症の抑制、認知症発症の抑制。サルコペニア・フレイル予防から、骨格筋量の評価についての注意点などを交え、GLIMによる栄養診断についても話を進めて戴きました。
また、たんぱく質の重要性や飲酒と疾患の死亡率、飲食とうつ症状発症の調整ハザード比、認知症の方の摂食障害のチェック項目についてなど幅広くご講義戴きました。

午前中は、対面参加者・WEB参加をそれぞれ6名程度の小グループに分け、人員不足問題、食材高騰などの給食管理の課題、栄養管理を行なっていく上での情報交換、栄養指導についてなど、即業務に移行できる対策や情報共有、アドバイスなどを行い、参加者アンケートでは「参加して良かった」という意見が多数聞かれていました。
午後のワークショップでは、臨床について吉田先生に直接質問し、アドバイスを共有できる時間を設けました。はじめは参加者も遠慮がちでしたが、どの様な質問に対しても丁寧に回答戴けることで質問が続き時間が押してしまう一幕もありました。

NNPセミナーは、精神科医療に携わる栄養士、精神疾患に興味のある医療・介護職の方などが気軽に参加し、講義でのスキルアップ、参加者同士の情報共有、横の繋がりを大切にすることを目的としているため、本セミナーに対しご自身の期待する今後の講義・GW等の内容について意見を下さる方が多数おられます。当協会も変わらず参加者が参加して良かったと思われるセミナーを開催して参りますので宜しくお願い致します。
この度のセミナーに、ご参加頂いた皆様。また、ご後援を頂きました、沖縄県精神科病院協会、沖縄県栄養士会、日本精神科病院協会、御協力頂きました沖縄県精神科栄養士部会の皆様に感謝御礼申し上げます。